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UMO Recolectorのお香は大自然パタゴニアの香り。カネロの樹皮をアップサイクリング!5種類のバリエーション

ヨガとUMO Recolectorのお香

こんにちは「RUG FOREST」です。
公式にはおそらく日本初上陸となるであろう「UMO Recolector」というブランド(ウモ レコレクトルと読みます)とそのプロダクトについてご紹介します!

なおこちらの画像・動画については 、UMO Recolector社の承諾を得たうえで掲載していますので、第三者による無断での転載を禁止します。 また文章についてはオフィシャルのメッセージを和訳したものと、私(RUG FOREST)が彼らと直接やり取りした中で感じた事を付け加えて多少アレンジしています。 それと本文で度々登場するパタゴニア(Patagonia)とは、「地域名」を指すものであり、著名アウトドアブランドとは一切関係がありませんので、勘違いされないよう予めご了承いただきたく存じます。

UMO Recolector社について

umo_logoUMO Recolectorはパタゴニア地域で収穫できるカネロの樹皮を使用したお香のパイオニアです。大自然パタゴニアの香りを世界中に届けるという目標を掲げ、南米チリのプコンを拠点として2014年に創業。以来ハンドクラフトによるオリジナルのインセンスや、アロマなどのウェルネス関連製品を製造しています。常に試行錯誤しながら幾度かのアップデートを経て、なお成長を目指し日々精進しています。ウモ・レコレクトルとそのチームは、先祖代々から継承され大切にされてきたこの木を最高品質の製品として活性化することを目指しています。

UMO Recolector社の製品はこちら

principles

ちなみにブランド名の由来は、スペイン語で煙を意味する”HUMO”という単語と、”Recolector”という収穫・収集・回収を意味する単語を繋ぎ合わせたものだそうです。”収穫”と”煙”という単語からインセンス(お香)を連想する事ができたといい、この名前にしたとのこと。HUMOという単語はスペイン語の場合先頭のHを発音しないで”ウモ”と言いますが、英語圏やスペイン語にあまり馴染みのない人々には”フモ”と発音されがちなため「判りやすいように”H”は取ってしまったんだ。その方が読みやすいでしょ?」と言っていました。とてもおおらかで自由な人達なんだなと思いました(笑

彼らのワークショップの様子は、その一部をこちらのムービーで見ることができます。

そもそもパタゴニアってどの辺り?

patagonia mapPatagoniaは、南アメリカ大陸の南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域の総称で、チリとアルゼンチンの両国に跨ります。アンデス山脈を境にアルゼンチン側とチリ側で地形は大きく異なり、チリ側南方には氷河期時代に形成された氷河が造成した大規模なフィヨルドが広がっています。

UMO Recolectorが拠点を構えるPucon(プコン)という街は南緯39度付近に位置し、マプチェ語で「山脈への入り口」を意味する。湖と火山に近く、特に夏の気候の穏やかさから、観光地として高い人気を誇っています。日本から見ると、ざっくりとですが地球の裏側あたりに位置し、とても遠く離れた場所である事が判ります。

カネロの木とは?

日本ではあまり聞き慣れない名前ですが、原料となるカネロ(Canelo)はパタゴニア地域の南部温帯雨林に多く自生する木です。ウィンターバーク(Drimys winteri)という名で知られ、非常に美しい木目を持つ木材として南アメリカでは家具や楽器などにも使用されていますが、樹皮の部分は廃棄されていました。一方で南アメリカの先住民マプチェ族にとって、カネロは天と地の結合を表す神聖な木と見なされています。カネロにはさまざまな薬効があるとされ、その癒しの特性から環境や空気を浄化するスマッジングを目的に儀式用の木として用いられてきました。

余談ですが”Canelo”をGoogleなどで翻訳(スペイン語→日本語または英語)すると”シナモン”と訳されますが、これは適切ではありません。私も疑問に思い彼らに質問してみたところ「シナモンではありません。英名では”Drimys winteri”という木です。乾杯!」という返事が。なぜそのような誤訳になるのかは不明ですが、どうやら彼らの習慣では文章の末尾に「Thank you」ではなく「saludos!」と書くらしいという事は解った。うーむ陽気だ。

カネロの木

スマッジングとは?

ネイティブアメリカンが浄化のために行った儀式を指すもので、近年アメリカでは一般の人々の間でも広く行われています。ハーブや香木を焚く煙が邪気を払ってくれ、心のモヤモヤだけでなく自分の周りにあるものや空間さえもリフレッシュしてくれる効果があるとか。

アップサイクリング

そんな産業廃棄物とされていたカネロの樹皮を使用して、地域の発展を促進する新しい製品を開発できないだろうか?という発想から生まれたのがUMO Recolectorのインセンスです。責任ある収穫・フェアトレード・地域開発の原則に従って原材料を選択し、化学薬品は一切使用せずフットプリントを監視します。2014年の創業以来、革新的で創造的なアップサイクリングの提案を推進してきました。

アップサイクリング

どんな香り?

100%天然成分から作られるオーガニックなインセンスは調香されたお香とは異なりナチュラルな樹木の香りが特徴です。主成分となるカネロの樹皮は燃やされるとウッディーでほんのりとスパイシーな香りを発し、その残り香はまさしく「森の香り」という形容が相応しい。ベースとなる「CANELO」の他にも自然の恵みから調達できる香りの成分を加えたいくつかのバリエーションを作っています。

CANELOのお香「CANELO」は他の原料を追加せず、ピュアな香りを楽しんで頂くためのスタンダードなお香です。

CANELO/CEDARのお香「CANELO/CEDAR」は原料にシダー(杉)を加え、不安や緊張をほぐし安らぎを与えてくれる香りです。

CANELO/LAVENDERのお香「CANELO/LAVENDER」は原料にラベンダーを加え、落ち着きを与えてくれる香りです。

CANELO/ROSEMARYのお香「CANELO/ROSEMARY」は原料にローズマリーを加え、活力や集中力を助けてくれる香りです。

CANELO.MIXのお香「CANELO.MIX」は全4種の香り(シダー,ラベンダー,ローズマリー,カネロのみ)のアソートパックで一通り試してみたい方にオススメです。

いずれもスマッジングやメディテーション(瞑想)気分転換してリラックスしたい時に最適で、やさしく包み込む煙りがあなたの感覚を一時的に大自然へと招待してくれることでしょう。 パタゴニアの大自然を背景に撮影された、製品紹介のムービーはこちらで見ることができます。

ここで豆知識
オーガニックなインセンス、ハンドメイドインセンスにありがちな「途中で消えてしまう」問題について。100%天然成分から作られているので燃焼を安定させるような成分は当然含まれず、確かに途中で消えてしまう個体はあるのですよね。そこで私は彼らにちょっとイジワルな質問をしてみたのです。「途中で消えてしまうものがちょいちょい混ざってるんだけど、どうしたらいいかな?」って。まあ解決策なんて無くて「少しでもクオリティを上げるように努力するよ!」くらいの返事がくるかな、なんて期待しつつ。そしたら返ってきた返事が、、、

「水で少し濡らすと安定して燃えてくれるよ。」

ウソでしょ?? と思いつつ、ネットで検索「お香 消える 洗う」。すると確かにそんな情報もヒットしますな。なんだか イジワルな質問しちゃってゴメンナサイ。m(_ _)m

で、すぐに試してみましたよ。消えてしまったお香(先端焦げたままのやつ)を水道の水でチャチャっと全体的に濡らし、すぐにペーパータオルで拭き取る(水気が取れればOK)。お香はしっとりと湿った感じが残ったままだ。このまま火を点けてみる。着火するまで通常より気持ち時間がかかるがしっかりと火は点いた!で、ここからが肝心。じっと見つめながら約30分・・・

結論→「最後まで燃えた」

何なら「よく燃えた」である。ナゼなのか?詳しい原理は解らないが、情報はホントだった。(その後、色々な種類のお香で何度も試したが、概ねよく燃えた。が、物や種類によっては差があると思われます。竹串の付いたタイプで頑固に燃えてくれないやつは、再度消えてしまうものもあった。それでもちゃんと火は点くので何度でもトライすべし。)気になる方は是非お試しください。

その他のUMO Recolector製品

ウモ・レコレクトルではお香の他にも、いくつかのアイテムを企画・生産しています。

volcano kitインセンスホルダー[VOLCANO]は陶器のボウル・アンデス山脈の火山岩を加工したプレート・香炉灰用の火山砂を組み合わせたセット。使用方法は下記のムービーでご覧いただけます。

wooden kitインセンスホルダー[WOOD]は天然木をくり抜いたベース部分(ロゴマーク焼印入り)と香炉灰用にはアンデス山脈の火山砂を組み合わせたセット。ちなみに土台に使用されている天然木はカネロではなく、チリ原産のRauli(ラウリ)というナンキョクブナ科の木で、加工用に優れた木材が得られる木だそうです。使用方法は下記のムービーでご覧いただけます。

どちらもお香1箱(10本入り約50g)が付属したスターターキットになります。付属のお香「CANELO.MIX」は全4種の香り(シダー,ラベンダー,ローズマリー,カネロのみ)のアソートパックになります。是非ウモのお香と一緒に使って頂きたいインセンスホルダーです。

CANELO エッセンシャルオイル
カネロの木から抽出された100%天然成分から作られるエッセンシャルオイル(精油)。その甘く、深く、ウッディな香りは、私たちを一時停止させ、感覚を活性化させてくれます。

VOLCANIC AMPHORA(アンフォラ)
アンデス山脈の火山岩を加工したネックレスチャーム型のアンフォラ。ヘッド部分にエッセンシャルオイルを染み含ませて香りを持ち運び楽しめるというアイテムです。

essential oil amphora_large amphora_small amphora_large

アンフォラとは、ギリシア語で「両側に」を意味する「amphi-」と、「pherein(運ぶ)」から派生した「phoreus(運搬器)」とが結合してできた語であり、元々は両側に取っ手のついた「花瓶のような陶器の器」を指す言葉でしたが、水や液体を入れて運ぶ用途から「香水を入れる壺型の容器」の事を指す言葉としても広まり、さらにこれが転じて香水を含ませて使うこのような持ち運び可能なネックレスチャームのネーミングとしても採用されるようになりました。

これらアイテムはすべて現地で調達できる天然素材のテクスチャを利用したプロダクツで、特にアンデス山脈の火山岩を加工したり、火山砂を香炉灰に利用するアイデアは面白いですね。

アンデス山脈の火山砂

私たちのカルチャー

私たちはクリエイティブを楽しんでいます。私たちは透明性を重視し、ローカルのスモールビジネス・工房・作家と直接的な関係を構築しています。私たちの価値観を共有する人々や機関と提携・協力して地域の保護と発展を目指しています。そして、ビジネスも大切ですが、自然と共に生き、人生を楽しむ事が一番重要なことだと考えています。

ロッククライミング

sup

ski

まとめ

このように、彼らの活動は単なる「インセンスメーカー」という枠には収まらず、インセンスというプロダクトを通じて自然と共に生きることの素晴らしさや大切さをあらためて教えてくれます。ヨガサークル彼らは実際にチリのプコンで生活を営み、パタゴニアの素晴らしい環境の中でロッククライミング、カヤック、スキー、ヨガなど様々なアウトドアアクティビティを日常として楽しんでいます。

とてもうらやましいかぎりですね!彼らの活動や日常の風景はInstagramでその一部を垣間見ることができます。興味のある方は是非ご覧になってみてください。

最後に、彼らからのメッセージを記しておきましょう。

「私たちはとてもペースの速い世界に住んでいます。余暇はほとんど無く、周囲にあるはずの自然や感覚から切り離されて生きています。そのような世界では、他者への共感の欠如も起こります。私たちは幸福という価値が必要であると信じています。だから、その為のウェルネスは必需品です。

一旦停止してみませんか?私たちUmoRecolectorは、あなたの感性を一時的に大自然への旅へと招待します。あなたの感性を動かし、照らし、あなたが少しの間だけでも自然へと回帰できることを願っています。」

Our goal is to take the patagonian scent to the world.
(私たちの目標は、パタゴニアの香りを世界に届けることです。)

ファウンダー

当店RUG FOREST(運営会社:フォレストサイド・トレード&サプライ合同会社)はUMO Recolectorと提携し、地球の裏側から彼らの目標をサポートしています。それでは、、、saludos!

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パロサントとは?大注目のサステナブルな香木”Palo Santo”の魅力

こんにちは「RUG FOREST」です。

当店で新たに取り扱いを始めたパロサント製品について、商品ページだけでは紹介しきれない魅力と、供給してくれている米国Luna Sundara社について、より詳しい情報を解説しています。

なおこちらの画像・動画については、米国Luna Sundara社の承諾を得たうえで掲載していますので、第三者による無断での転載を禁止します。また文章についてはオフィシャルのメッセージを和訳したものと、私(RUG FOREST)が彼らと直接やり取りした中で感じた事を付け加えて多少アレンジしています。そのため若干おおげさな表現やヘンテコな日本語があるかもしれませんが、それはそれで「あ、そういう(翻訳)事ね~」くらいの感じで読み飛ばしていただけますと幸いです。m(_ _)m

Luna Sundara社について

米国ニュージャージーにアトリエを構えるLuna Sundara社。エシカルでサステイナブル、そしてフェアトレードを主眼とした、アロマテラピー製品とアート性に富んだインテリアホームグッズを企画生産するブランドです。ファウンダーであるSandraはペルーで生まれ15歳の時に家族でアメリカに移住。最初、彼女の夢だった洋服のお店を始めるも失敗。しかしその過程で出会った様々な人達の愛に支えられながら、祖国であるペルーの資源を活かした物作りで2015年に若くして2度目の起業に挑戦、現在のLuna Sundaraがある。先進的な理念を持つ女性ファウンダーとして、米国の様々な専門誌やファッション誌に取り上げられるなど注目を集めています。luna sundara logo

パロサントの魅力

NY界隈のファッション関係者やヨガインストラクターなど感度の高い人々から支持されている野生の香木です。サステナブル(sustainable)な芳香用品として注目されており、その香りはミントやレモンのような柑橘系を含みます。使い方は自由です。置いておくだけで森の中にいるような爽快感を楽しむことができ、ナチュラルなインテリアにも活用できます。また火を着けて燃やすと、炭化してほんのりと甘いバニラのような香りにも変化します。数多ある香木の中でも特に香りが強く、持続性が高いため特に注目を集めているのです。

Palo santo



 

 

そもそもパロサントとは?

主に南米の沿岸地域で育つ魅惑的な木で「Palo Santo」はスペイン語で神聖な木という意味。”Holy Wood”(聖なる樹)とも呼ばれ、古くからシャーマン(巫師・祈祷師)達が儀式の際に場を清めるためにパロサントを焚いて使用するそうで、スマッジングにより創造力を高め幸運をもたらすのだとか。実用としては虫よけからアロマテラピーまで様々な用途で重用されています。

スマッジングとは?
ネイティブアメリカンが浄化のために行った儀式を指すもので、近年アメリカでは一般の人々の間でも広く行われています。ハーブの一種・ホワイトセージを焚く煙が邪気を払ってくれ、心のモヤモヤだけでなく自分の周りにあるものや空間さえもリフレッシュしてくれる効果があるとか。



パロサントウッドとパロサントオイル

パロサントは固体木として、またはエッセンシャル・オイルとして自然の形で利用できます。
全てのパロサントは自然に枯れ落ちたものだけを収穫することができます。収穫後、しばらくの期間乾燥させます。そうすることで木の中の樹脂は固まり、香りはさらに熟成されます。乾燥した木を燃やすと独特な香りを発し、どんなスペースにでも静けさの感覚をもたらします。

オイルはパロサントウッドの心材から精製されます。そのエッセンシャル・オイルは悪いエネルギーから精神を浄化して清めるスピリチュアルなパワーがあるとされ、インカ族によって一般的に用いられているそうです。なお蒸留プロセスは、森林再生の促進とパロサントツリーの持続可能性(sustainability)を最大限尊重したうえで行われています。



どこから来るの?

Luna Sundaraの取り扱うパロサントは、ペルーとエクアドルにある契約農家から調達しています。最高のパロサントを収穫するために、農家の人々は一生懸命働いています。そして彼らの努力に報いるため、また彼らの情熱に応えるために、Luna Sundara社はそのコミュニティに関与し、フェアトレードを尊重する事で持続性を維持できるよう努力しています。私達が製品化しているパロサントがどこから来るのか、またこの貴重な資源を集めるためにどのような努力をしているのか、以下のムービーでその一部を見ることができます。

まだあるパロサントの利点

現地の人々の間ではムードを高めたり、活力を強化したり、精神の安定と健康を守る様々な治療の助けとなる能力を含むと信じられています。瞑想のためにも有益で、集中力や創造力を増すためにも使用されます。

パロサントのエッセンシャル・オイルはその爽快感のある香りによって、ストレスの緩和や頭痛の緩和、気分を安定させる為にも役立ちます。また医療を目的として使用されることもあるそうです。オイルを2・3滴、患部に直接塗布するなどで利用するようです(当店では医療目的として販売することはできませんため、具体的な疾患名などは差し控えたいと思います。)

さらに蒸留水で薄めたオイルをスプレー・ビンなどに入れて、簡易的な虫除けスプレーとして利用することもできます。

パロサントの燃焼方法

パロサントはそのまま置いておくだけでも十分にその香りを楽しむことができますが、火を着けて燃やすことで、ほんのりと甘いバニラのような香りに変化します。またスマッジングにも利用できますので、その方面に興味のある方は是非試してみることをオススメします。

 

 

 

 

 

 

 

1.スティックを45度程度傾けライターなどで着火します。傍らにキャンドルなどを用意するのも良いでしょう。

2.約1分程燃やした後吹き消します。立ち昇る豊かな香りと煙りはあなたのお部屋やワークプレイス、その他どんな場所でも”気”をクリアにして、あなたの望む良いエネルギーを運んでくれることでしょう。

3.一旦燃やし終わったら陶器や金属製のプレート・ボウルなどの上でしっかりとスティックの火を消してください。焚火のように少しの間内部が燃え続ける場合がありますので、完全に消火するまではその場を離れないよう十分ご注意下さい。

ハウツーはこちらのムービーで見ることができます。

実は希少なパロサントツリー

Palo Santoは現在ワシントン条約で保護対象となっています。そのため伐採はできなくなり、原木の国際取引が禁止されているため大変希少な木となっています。但しペルー政府が認定した農家や一部企業では取り扱いが可能となっております。このため米国Luna Sundara社は正規の認定農家と契約し、枯れ木となった野生のパロサントのみ現地ペルーで製品化したものを販売しています。

サステナビリティのための我々のミッション

神聖な木であるパロサントは儀式などで使われたり、現地では医療目的で使用されたりと様々な需要があり、ペルーの農民たちはその木が恩恵と平和を与えてくれる事を知っていました。また私(Sandra)が幼かった頃は、暑い夏の間には主に蚊除けとしてパロサントを使っていました。そんな身近にあった天然の木が世界的には大変貴重な木である事を知りました。木から採れるオイルを精製してアロマオイルを作ったり、木を加工してアクセサリーを作ったりというビジネスを始めてからは、世界に繋がる魔法の木であるという事も知りました。

私たちのミッションは、そんな魅力的で貴重なパロサントをもっと世界に広める事。そしてそれらを提供してくれる農民たち、地元のコミュニティへ還元する事。幸いにも現在、世界の様々なところでパロサント製品が知られ、使われるようになりました。それをあなた方と共有する事ができたなら、私達はとても大きな喜びを得ることができます。それが我々のゴールです。

その他のLuna Sundara製品

ナ・スンダラではパロサントの”木”以外にも、ペルーの職人達へのリスペクトを込めて様々なアイテムを企画・生産しています。例えば職人によって1本1本 丁寧にハンドロール(手巻き)で作られている100%オーガニックなインセンス(お香)

 

 

 

 

 

 

 

アンデス山脈に生息する”リャマ”をデザインした、こちらもペルーの職人による手織りウールのクッションや木を加工して作られたブレスレットやネックレスなどです。またペルー北部にある町Chulucanasの陶器職人Luis H. Sandoval氏によるハンドメイド作品。土をこね、ろくろで成形して素焼き、色付けまで全ての工程をチュルカナスの工房で行われています。南米特有の味のある模様が異国情緒たっぷり♪

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの利益の一部はもちろんフェアトレードによって職人達へ還元されています。陶器の製作風景は下記のムービーでその一部を見ることができます。

まとめ

このように”聖なる樹”パロサントには様々な利用方法があるのですよね。個人的には家のリビングや玄関にさりげな~く置いてみたり、キャンプの時にはテントの中に置いて独特な香りでリラックス♪ちょっとした蚊除けになればいいかな~くらいの感じで使用しています。

元々スピリチュアル関係に詳しい人々の間では知られていたアイテムですが、その方面は他者に譲るとして、当店では今注目のサステナブルな芳香用品、また自然派志向のインテリアとして広く一般の方々にも広まってくれれば嬉しいなと思っています。

ただひとつ、考慮して頂きたいのはパロサントの木がワシントン条約で保護対象となっている事、またそれらを守っているペルーやエクアドルの農家の人々に対して、ちゃんと利益を還元しているのかどうか?という事です。これらは私も含め一般人に判別する事は難しいですが、不当に安すぎる物は避けたり、しっかりとした理念を持つ会社の製品であるかどうかを考えて手にして頂きたいなと思っています。その点ペルー出身の創業者、本人顔出しで発信している「Luna Sundara」の製品なら安心ですね♪手前みそですけど(笑)

ブーム発信地の米国でもそうであるように、最先端のファッション系セレクトショップ・ヨガスタジオ・ナチュラルテイストな雑貨店はもちろん、従来芳香剤を置きにくいようなホテルのロビー・会社の受付やオフィス内・病院や公共施設の待合室などなど…自然由来の製品だからこそ様々な場所やシチュエーションで利用できそうです。置くだけでフレグランスの代わりになり、なおかつ見た目にもオシャレで何なら運気もアップ?しちゃいそうなメリットだらけのこの香木。使わない手はないでしょ!

 

Our Palo Santo Collection

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本場メキシコ製「Molina Indian Blanket」メキシカンラグ5つの魅力

エクストラファンシーダイヤモンドブランケット

こんにちは「RUG FOREST」です。

一言にメキシカンラグといっても、様々な種類・色柄がありますよね。
また、素朴な手織りの製品でどちらかというと民芸品的なアイテムであるため、そのメーカーや工房も本場メキシコには沢山存在しています。

日本では「メキシカンラグ=安い」というイメージで定着していますが、その素材や染色方法、織り方(織り手)によって、チープな作りで安価なものから伝統工芸品クラスの高級品まで、価格帯も幅広くあります。(草木染による天然ウール素材、~族の伝統柄を~名人が作った1点もの、なんて事になるとそれなりのお値段するだろうな、、という事は容易に想像できると思います。)

そして海外ではコレクターもたくさん居て、50年代や60年代のヴィンテージ品が高値で取引されていたりもする人気のアイテムでもあります。

Vintage Mexican Serape
Vintage Mexican Serape

ちなみに「Molina」は比較的安価な部類に入るメキシカンブランケットです。とはいえ、日本においてメキシカンラグというカテゴリーの製品は、近所の100均や雑貨店で簡単に手に入る訳ではありません。ましてや手織りの製品で一定の品質を保ちつつ、安定供給できる設備を持ち、輸出可能なメーカーとなると実はそう多くなく、日本で比較的手軽に購入できるメキシカンブランケットメーカーの一つとして、個人的には結構希少な存在かと思っています。

日本ではあまり馴染みのないメーカーかも知れませんが、いわゆるOEM生産も行っているため、特に米国で売られているメキシカンラグは(別のブランドネームが付いていても)ここの製品である事も多いです。そんな「Molina Indian Blanket」というメーカーについて、その魅力を語ってみようと思います。

関連情報:メキシカンラグの王道「Molina」の気になる売れ筋TOP5

魅力その1 圧倒的なカラーバリエーション

どのアイテムも基本色としては10~20色程度に絞られてはいますが、柄の組み合わせによってその色数バリエーションは無限にあると思います。複雑でカラフルな柄モチーフが多く、1つのアイテムに使用する色柄も比較的多いという都合から、生産時期や作り手の都合によってどんどんバリエーションが増えちゃうんですよね。これは意図的にバリエーションを増やしたというよりは、限りある資源を大切に使うという考え方や、手織りのハンドメイドメイド製品ゆえに、作り手の感性を大切にするといった理由からだと思われます。

具体的にどういう事かというと、例えば同じアイテム、同じ絵柄の「ブルー」を3つ発注したとします。すると、入荷してくる商品はどれも「ブルー」には違い無いのですが、どこか微妙に違うんでよねぇ。。。糸の染色過程でのブレなどもあると思うんですが、柄の組み合わせ方の違いや柄そのものも大きさや形が微妙に違うとかフツーにあって、パッと見は同じように見えても、並べてみると「ん?何か印象が違うな…」となるんですよ。もちろん全く同じ仕上がりの物もあるんですが、それをこちらから選ぶこともできないんでよね。

エクストラファンシーダイヤモンド[Natural Color]TURQUOISE/ROYAL.BLUE-A
エクストラファンシーダイヤモンド[Natural Color]TURQUOISE/ROYAL.BLUE-A

エクストラファンシーダイヤモンド[Natural Color]TURQUOISE/ROYAL.BLUE-B
エクストラファンシーダイヤモンド[Natural Color]TURQUOISE/ROYAL.BLUE-B

エクストラファンシーダイヤモンド[Natural Color]TURQUOISE/ROYAL.BLUE-C
エクストラファンシーダイヤモンド[Natural Color]TURQUOISE/ROYAL.BLUE-C
「同じ色」て事で販売してもいいかもしれないですが、やはり見た目の印象が違うなら「別カラー」という事にして、選んで購入できるようにするべきかな、というのが当店のポリシーでもあります。(1色毎に画像を提示するのが前提の「ネット通販」泣かせではありますが笑)

徹底的に管理しての「色数10色」みたいにする事もやればできると思うのですが、それを敢えてやらないところがまた良いアジになっているんですけどね。という訳で結果的に無限のバリエーションが生まれてくるので、これは!というお気に入りの色柄がきっと見つかると思いますよ!

魅力その2 素朴なネイティブ柄モチーフ

本来メキシコ伝統の織物というと「サラペ」がその代表かと思います。

コットンサラペブランケット
コットンサラペブランケット

それに加えて古代からその地域に伝わる各部族(マヤ族、サポテコ族、オアハカ族など)の伝統柄や生物をモチーフとした柄などが沢山あります。

現代のメキシコはというと、北はアメリカ南はグアテマラと国境を接していますが、先住民族はそれら国境の無い時代からその地域を跨いで生活していた訳ですよね。国境ができ、各部族の伝統はアメリカ南部(テキサス州やニューメキシコ州)ではそれらがサウスウエスト(米国南西部)スタイルとなり、グアテマラではカラフルで独特な幾何学模様の織物として発展したのでしょう。

サンダーバードブランケット
サンダーバードブランケット

国が別れてもその伝統は脈々と現代に受け継がれているのですよね。そしてその真ん中の国であるメキシコでは、それらが時代と共にミックスし、マイルドに変化しながらいまの一般的なメキシカンブランケットの特徴である「カラフルな色使い、ネイティブ柄モチーフの織模様や幾何学模様、敷物・羽織り物などマルチに使える素材感や厚み」になったのだろうなと。

マルチアローデザインブランケット[BEIGE/BLUE]
マルチアローデザインブランケット[BEIGE/BLUE]
そんな「メキシカンラグ」ならではの色使いや素朴な柄モチーフは、とっても魅力的なのです。

魅力その3 手織りの温もり

「Molina」に限らずですが、メキシカンラグというのは基本的に全て手織りで作られています。メキシカンラグを持っている、または使ったことがある、実物を見たことがあるという方なら知っていると思いますが、そのクオリティはお世辞にも精巧なものとは言えません。

ダイヤモンドコンビネーションブランケット
ダイヤモンドコンビネーションブランケット

これはアジア系雑貨なんかでもアルアルだと思いますが、良く見ると糸の捻じれや飛び出しは当たり前、雑な縫製である事も少なくなく、糸くずの混入や出来上がった製品に汚れが付着しているなんて事も日常茶飯事…(もちろんヒドイのは検品ではじいてますのでご安心を)とまあ、粗を探して挙げていけばどんどん出てくるんですが。。。

でも、それでいいと思うんですよ。
野外での使用にも耐え得る強度は確保されているし、大きさも充分にある。機能性という程の機能も大して必要がなく、使っていけばどうせ汚れていくものだし洗えるし、ちょっとしたほつれなんて気にならないし、何より、遠慮せずラフに扱えるのがイイじゃないですか!

感じ方の個人差はあるにせよ、それら含めてタフでリーズナブル、インテリアにもキャンプ用にも使える汎用性という「魅力」の方が勝っていると思うんですよね。

エクストラファンシーダイヤモンドブランケット
エクストラファンシーダイヤモンドブランケット

そう、必要充分なのです。
そして機械での大量生産品には無い、手織りならではのユルさや温かさ、1点ずつ微妙に異なるユニークさが所有する人の個性にもなるのです。

魅力その4 ソフトな肌触りのコットンブレンド素材

「Molina」のブランケット類は特殊なアイテム以外、基本的にアクリル50%,ポリエステル40%,コットン10%という素材で構成されています。ざっくりと分ければ化学繊維(アクリル,ポリエステル)が90%、天然素材(コットン)が10%という比率になりますね。

マルチアローデザインブランケット
マルチアローデザインブランケット

「素材の事なんてそんなに気にしてないよ~」という方も多いと思いますが、価格に反映される大きな要因の一つが当然ながら素材であり、物の善し悪しを見極めるのにも重要なファクターですね。

ここで素材の特性についてそれぞれ簡単に説明しますと、
アクリル=石油を原料とする繊維。羊毛(ウール)に似た性質を持ち、カラー発色も良く繊維のなかでは軽い部類。
ポリエステル=ペットボトルの原料でもあるPET樹脂が原料(となる事が多い)。こちらも元の原料は石油。市場に多く出回っているため安価。しわになりにくく速乾性があり手入れが容易。
コットン(綿)=綿花を原料とする天然素材。肌触りが良く、吸水性・通気性に優れる。湿強度(濡れると強度が増す)も大きく、衣類や布製品としての性能に優れている。

といった感じ。なおコストとしては一般的に天然素材(皮革・ウール・コットン)の方が高く、化学繊維(ポリ・ナイロン・アクリル)の方が安いという傾向にあります。最近ではハイテク化学繊維(例:GORE-TEXとか)などもあるので一概には言えませんが、シンプルな繊維製品の場合は天然素材を多く含む方が素材としての価値は高いよ、という事が言えると思います。

素材それぞれに特性や役割があり、安価なブランケットを製造する上ではどれも欠かせない要素ですが、これら素材をバランス良くブレンドして作られているんですよね。本来ブランケット(毛布)はウールで作っていたものだけど、それだとコストが高くなっちゃうから強度や価格、取扱い易さを考えて「ポリエステル」を中心に、機能性や見た目の雰囲気は「アクリル」で補正、てな具合ですかね。

で、ここで重要なのが「コットン」が10%入っているという事。化学繊維のみ(アクリル100%ないしアクリル×ポリエステル)でももちろん製品として成り立つしコスト的にはその方が安くなると思いますが、肌触りや通気性を考えて多少コストアップでも「コットン」を入れているところなのです。素材全体の1割(10%)程度ですが、それが入ることにより、化繊100%とはやっぱり異なる感触があり、全体として素朴な雰囲気も生まれているのです。たかが10%、されど10%なのです。

魅力その5 異国情緒満点な雰囲気

日本製品にはない、なんというか言葉では説明できない、その製品が放つ異国情緒の漂う雰囲気。。。
これに関しては、その1~その4まで全てひっくるめた「総合力」だと思うんですよね。
画像を見るだけでも少しは伝わるかな?とも思っていますが、実際に使い込んでみて頂ければその意味をさらに実感できるのではないかと思いますよ。

フィッシュデザインブランケット
フィッシュデザインブランケット

ラグやブランケットとしての利用方法だけでなく、インテリアの一部として、リメイクやDIY素材の一部として、皆様それぞれのライフスタイルにちょっと華を添えるような、そんな存在というか相棒にしてもらえたら何よりです。

まとめ

今回は「Molina Indian Blanket」という、メキシカンラグの代表的なメーカーの一つに絞って魅力を語ったつもりだったんですが、自分で読み返してみると結果的に「メキシカンラグ全体」について語ってるような感じになっちゃいました(-_-;)
実は現在取り扱っているメーカー以外にも取り扱ってみたい、紹介したいブランドがいくつか有るのですが、それはもう少し販売規模を大きくしてからにしようかな、と考えています。その時はまた大いに、それぞれの魅力を語ってみたいと思います!

エコノミーメキシカンブランケット
エコノミーメキシカンブランケット

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米国テキサス州のラグメーカーEl Paso SADDLEBLANKETの歴史(1970~)

どんなブランド?

米国テキサス州の西部、メキシコとの国境に近い町「エル・パソ」にヘッドオフィスを構える、ラグとブランケットの代表的なファクトリーブランドです。1970年に創業、すでに半世紀を超える歴史があります。

elpaso head quorter

社名にもなっている「サドルブランケット」とは、元々馬の鞍(サドル)に使う敷物のこと。シンプルな織物なのでもちろん馬具専用という事でもなく、屋外での防寒や敷物としても重宝されてきました。(お昼寝休憩用なんかにも使ったのでしょうね、きっと。)

saddleblanket

厚手で頑丈なこの織物に、サウスウエスタン(米国南西部)スタイルのデザインを取り入れたこのラグ(ブランケット)は、暮らしの変化とともにカウボーイだけではなく多くの家庭で様々な用途に使われるようになり、その伝統は現在まで続いています。

日本でも、素朴なネイティブ柄の雰囲気が「いかにもアメリカらしい」という事で人気があり、インテリアのアクセントやキャンプ用品の一部として
アメカジショップやアウトドアショップなどを中心に古くから取り扱われています。どこかで見かけたことがある人も多いと思いますよ。

elpaso cushion cover

In the 1970

創業者であるダスティとボニー・ヘンソンはオンボロのピックアップ・トラックの後部にターコイズジュエリーとメキシコ製のサドルブランケットを積み込み、ルート66に沿って自分達のやりかたで商売をしていました。

ある日、彼らはニューメキシコでいくつかのトレーディングポスト(交易所)を所有する男性に会い、尋ねられました。サウスウェスト・スタイルのラグを、自分たちで製造して売ってみないか-?ダスティは、それは良い考えだと思いたち高品質のラグをメキシコで生産し始めました。

こうして40年以上に及ぶ「旅」が始まります。売上高は瞬く間に急上昇、ダスティとボニーはすぐに自身のトレーディングポストを開き、このラグ・ブランケット製品を中心にした商売で成功を収めることになるのです。

elpaso1970

Today

テキサス州エル・パソに大きな倉庫とショールームを構え、サウスウエスタンスタイルを中心としたネイティブ系民族模様をモチーフにした沢山のラグ・ブランケットの他、そのテキスタイルを利用したタペストリー、衣類、バッグから現在ではベッドカバーなどの寝具用品、レザー製品、毛皮の敷物、ターコイズジュエリー、メキシコ製の陶器類、ハンドメイドの民芸品など、ユニークな製品をたくさん取り扱っています。

bedspread

メキシコからインドへ

現在、生産はメキシコからインドへと変わってきていますが、魅力的なデザインやクオリティを保ちつつ安価な製品を提供し続けるためです。

mexican pottery

米国直輸入

RUG FORSTでは、このEl Paso SADDLEBLANKET社の製品をアメリカから直接輸入して販売しています。日本の検品クオリティからするとラフでアバウト、やや粗雑な部分も目立ちます。が、それが返って良いアジを生み出している事も多いため素朴なテイストを大事に、かつ当店でも安価に提供できるよう心掛けております。

El Paso SADDLEBLANKET 商品一覧ページ

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